【男のスキンケアは自己投資】 Vol.7 深刻な悩みに直結する男のヘアケア ウワサに惑わされず、正しい方法を知ろう!

連載:男のスキンケアは自己投資 2021.7.23 Facebook Twitter はてなブックマーク

Vol.7
深刻な悩みに直結する男のヘアケア
ウワサに惑わされず、正しい方法を知ろう!

<今回のポイント>

  1. 髪と頭皮は回数と頻度を守って、正しく洗う
  2. 乾燥と紫外線を防いで、頭皮環境を整える
  3. AGA治療は恥ずかしがらず、きちんと相談する

男性にとって髪の悩みは深刻なもの。シミやシワならパートナーやコスメ売り場の方に相談することもできるけれど、薄毛や脱毛はデリケートな話題で悩みを打ち明けるのが恥ずかしい。今回はそんなセンシティブなヘアケアについて深掘りしてみましょう。

髪と頭皮を傷めない正しい洗い方を知る

昔懐かしい床屋さんだと、座ったままいきなりシャンプーを頭上から垂らしてワシワシと洗い、その後背中を丸めて流されますよね。美容院では仰向けになった状態で洗いますから真逆です。まあ、これは髪の長さによるオペレーションの差でしょう。比較的短い髪型が多い男性なら、座ったまま洗い始めてもあまり問題にはならないというわけ。つい、そんなイメージに引っ張られたまま、多くの男性は頭頂部にシャンプーの原液をつけて洗い始めていませんか?

でも、それってあまり褒められません。理容室のあれは水で割ってあるものが大半で、原液ではないことも。なので、家で洗う場合はシャンプーを適量、手のひらに出したらぬるま湯と混ぜて後頭部に塗りましょう。そこからゆっくりと指の腹を使って洗い始めるのがいいです。

というのも、後頭部は脱毛リスクが低いから。高齢でも髪の毛が比較的残っているので泡立てやすいというメリットもあります。洗顔と違って、シャンプーでは洗いながら泡立てる方法でOK。そして、汚れの溜まりやすい後頭部を最初に洗うと、ニオイの低減にも繋がるので、一石二鳥ならぬ一石三鳥なんです。

後頭部で十分に泡立てて洗えたら、次は側頭部。手を熊手のように開いて、モミアゲの部分を下から上へと小刻みに揺らして洗います。洗うときは指の腹を使ってやや圧迫するように。毛穴から汚れを掻き出すイメージで、決して爪を立ててはいけません。頭皮が傷ついて、ダメージを与えます。

側頭部を洗い終えたら、最後にデリケートな頭頂部と前頭部を。脱毛リスクの高いこれらの部分は、優しく丁寧に。でも、汚れはしっかりと落とします。指の腹使ってジグザグに揺らすように洗うとダメージが少ないです。最後はしっかりとすすぎます。シャンプーが生え際に残らないよう流水で、洗うときよりも時間をかけて丁寧に。

■シャンプーの適正な回数と頻度とは? 湯シャンでもいい?

洗髪の頻度と回数ですが、基本的に毎日、夜、1回洗うのがいいと思います。朝・夜と2回

洗うと洗い過ぎで乾燥が心配。朝シャワーを浴びるときは、シャンプーは使わずぬるま湯で流すだけに。そして夜は、一日の汚れや大気汚染物質や花粉などをしっかり落とすために、シャンプーを用いて上記のように洗いましょう。

セット力の強いワックスなどを使っている方なら2度洗いもOK。その場合、まず1回目は髪の表面だけにシャンプーをなじませるだけにして。ワックスを全部落とす必要はありません。サッとすすいで、前述のシャンプー法で丁寧に洗います。

夜、シャンプーするのをお勧めする理由ですが、成長ホルモンが出て体をリセットする睡眠前に、汚れを取り除いておきたいから。顔も体も同じ理由で、睡眠前にきれいにしておく方が望ましいです。交代制のお仕事で、昼間に寝られる方は睡眠前の朝にオフしておけば大丈夫。ご自分の生活サイクルにあった、時間割でこなしてくださいね。

シャンプーを使わない「湯シャン」「ノープー」なんて考えもありますが、あまりお勧めはしません。スタイリング剤をまったく使わず、大気汚染のまったくない人里離れたところで排ガスを出す車も使用しないでひっそりと暮らしているなど特殊な状況でしたら、お湯だけでも事足りるかもしれません。しかし、大半の人はそうではないでしょう?

健康な頭皮って、どんな状態?

さて、それでは健康な頭皮とは一体、どんなものでしょうか? まず柔らかい頭皮であること。頭皮が無理なく動くことです。ブヨブヨとしているのはうっ血しているのでいくら柔らかくてもダメですが、おでこを指の腹で上下左右に動かしてみて、同じくらいであれば十分柔らかい頭皮です。しかし、ガチっと固まっているようなら、要注意。血流不足かも。

次に頭皮の色。これは透明感があり、青白いのが健康な証拠。赤いと炎症が起きているサインですし、黄色は皮脂や角質が詰まり、ひどくなると膿んでくることも。そして、毛穴の状態は毛髪の根元に余分な皮脂などの詰まりがなく、拡大すると毛穴は少しくぼんでいて周辺はふっくらとしている状態が◎。最近はヘアサロンなどでスコープを使って頭皮診断をしてくれるところもあるので、機会があれば調べてみるとよいでしょう。

■コンディショナーやトリートメントは必要?

よく「男性にもコンディショナーは必要?」と質問されますが、条件によっては必要です。ロングヘアやパーマ、カラーなどを施している人は、指通りや艶、持ちをよくするためにコンディショナーやトリートメントをするとその後のお手入れがラクになります。ただし、その時に気をつけたいのが、頭皮に塗っていいものとそうでないものがあるということ。

指通りをよくするにはシリコーンを使うのですが、(今では毛穴に詰まることはほとんどないとされています)頭皮には取り立てて必要なものではありません。このような目的のコンディショナーの場合、髪だけに塗るのがポイント。一方で、乾燥ケアのために頭皮に塗るタイプもあるので、これらは頭皮に付けてOKです。

最近、注目を集めているのが、頭皮の保湿。専用の美容液が出てくるなど顔と同じように乾燥させないケアがトレンドです。それに伴ってシャンプーもただいたずらに「ガッツリ落とす」など脱脂力を煽るものではなく、潤いを守りながら余分な皮脂を取り除くタイプを選ぶべき。安売りしているからと適当に使ってしまうと、頭皮のバリア機能に悪影響を及ぼしかねません。

■頭皮環境を整えるには?

健康な頭皮のために避けたい習慣がいくつかありますが、まずはズバリ喫煙。タバコは百害あって一利なし、と言われるように血流を悪くするので髪に栄養を運ぶことができなくなります。また活性酸素を発生さ、免疫の低下も招きますね。髪の心配があろうと、なかろうと喫煙されている方は、そのデメリットをもう一度検証してみては?

また、睡眠不足や栄養不良も健康な髪と頭皮にマイナスです。特に糖質と脂質過多な食事を好む人は注意。皮脂バランスが崩れて、過剰に分泌されるとそれは詰まりにもなるし、悪臭の原因にもなります。ちなみに先記述した頭皮の乾燥も皮脂の過剰分泌に繋がりますよ。

さらに、真上から太陽光が降り注ぐ夏に気をつけて欲しいのが紫外線対策です。髪も頭皮も日焼けします。そして、ひどい場合、頭皮の皮がめくれてフケのようになりますし、内部では細胞が損傷を受けて薄毛や脱毛につながります。髪用のUVアイテムや物理的にカットできる帽子、日傘などを上手に利用して日焼けのダメージから頭を守りましょう。

そして、ストレスがたまると自律神経の乱れが起こり、さらにホルモンバランスが崩れることによって血行不良を招きます。当たり前ですが、良質な睡眠と栄養バランスの取れた食事は健康の基本。もし、サプリメントを足したい場合は、亜鉛がお勧め。亜鉛はアミノ酸からケラチンを生成するのに必要な栄養素。また、脱毛の原因の5αリダクターゼがテストステロンと結合するのを抑制するとも言われています。しかし、多すぎると銅の吸収を阻害するなどの副作用がありますので、成人男子の1日の摂取量である10mgまでを守って。

■頭皮マッサージはした方がいい?

ヘアケアはブラシやマッサージ器などたくさんありますが、やり過ぎに注意。つい気持ちがいいからと力を込めたり、長い時間行ったりしますがそれはNGです。というのも、気持ちがいいと感じるのはかゆみに対して刺激を与えて解消しているということ。つまりかゆいということは、何らかの炎症が起きているということです。かゆみの原因を解消せず、対症療法的にかいて終わりでは何の解決にもなりません。

ヘッドスパなどで揉みほぐしてもらうのもいいでしょう。月に一度、ヘアカットをするタイミングで行うとリラックスと同時に、ホームケアのヒントにも。力加減やマッサージの方法など、プロの技を盗みましょう!

薄毛治療について知っておきたいこと

最後にAGAの治療について。多くの場合、脱毛を止めるフィナステリドやデュタステリドと、発毛させるミノキシジルが使われます。薄毛はこれらを複合的に用いて内服と外用で治療可能な時代です。ただし、きちんと診療や検査もせず、問診票にチェックを入れるだけで、薬を処方してしまうクリニックも中にはあるよう。これ、とても危険です。きちんとしたドクターなら血液検査を行い、その方に合った薬剤と投薬量を決めるはず。副作用もある薬を安易に処方するところには気をつけてください。

また、インターネットを使うと海外から輸入することもできますが、偽物で重篤な健康被害を受けたという話もよく耳にします。恥ずかしいから、相談しづらいからと言って、肝臓や腎臓に障害を被ったら取り返しがつきません。とかく眉唾物の怪しい民間療法などが跋扈(ばっこ)する薄毛対策。決して一時の羞恥心に惑わされることなく、自分の身の安全は自分で守りましょう。

<今回のポイント>

1.髪と頭皮は回数と頻度を守って、正しく洗う

2.乾燥と紫外線を防いで、頭皮環境を整える

3.AGA治療は恥ずかしがらず、きちんと相談する

藤村 岳(ふじむら がく)
藤村 岳
ふじむら がく
男性美容研究家
1973年、東京生まれ。大学卒業後、植物関連の雑誌・書籍の編集を行い、ハーブやアロマテラピーの知識を得る。そんな中、男性が読む美容記事を、美容ライターという毎日ヒゲを剃らない女性が書くことに違和感を覚え、独立。シェービングを中心に据えた独自の男性美容理論を打ち立て、男性美容のパイオニアとして活動中。総合情報サイト『All About』にて「メンズコスメ」のガイドも務めている。数々のテレビ番組やラジオなどの出演のほか、講演・イベント・コスメの監修やブランディングなども行う。

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