髪型の悩みを解決する最良の方法は、提案力のある美容師と出会うこと

クワトロボタニコのユーザーの方々に、髪に関する悩みをうかがったところ、多かったのが「自分に似合う髪型がわからない」、「今のヘアスタイルに飽きた」との声。ミドルエイジでも髪型を迷っている人は少なくないようです。

解決方法はずばり、よい美容師と出会うことでしょう。自分の髪質や頭の形、好みなどを理解してくれるだけでなく、「提案力」を持っている美容師がベストです。いつも同じ髪型ではなく、時々、「こんなのはどう？」と新しい提案ができるということは、日々技術やレパートリーをアップデートしている証拠。そういったことをちゃんとできている美容師は意外と少ないんです。

それに時々新しいヘアスタイルを提案してくれれば、本当に似合う髪型が見つかる可能性が高くなりますし、マンネリ防止にもなりますから。男性は同じヘアサロンに通い続ける人が多いですが、一度、思い切って別のヘアサロンに行ってみると、新しい発見があるかもしれません。

ミドルエイジの間では薄毛を気にしている男性も多いようで、「薄毛が目立たない髪型を知りたい」という声も。

薄毛が目立つ原因のひとつが、髪と地肌のコントラスによるもの。そのため、髪の色を金色や茶色に染めるなど、地肌の色に近づけてあげるのが効果的です。芸能界でも金髪で薄毛を目立たなくしている人が多いんですよ。

ただ、ヘアカラーが仕事的にNGという場合は、単純に髪の毛を短くするのもおすすめ。短髪にすれば、髪が少ない部分と多い部分のコントラストが和らいで、薄毛が目立ちにくくなるんです。

また、頭皮のテカリも薄毛を目立たせてしまうため、過剰に皮脂が分泌しないよう頭皮のケアも欠かせません。

白髪の老け見えを防ぐには髪のツヤ出しがマスト。さらに清潔感を獲得するプロのテクニックとは？

薄毛と並んで多かった悩みが、白髪でした。老けて見えたり、清潔感が損なわれたりするのが気になリます。

白髪が清潔感を損なう原因のひとつが、メラニン色素やパーマ液の影響、体質などが原因となる黄ばみです。黄色味を抑えるには、白髪染めトリートメントやカラーシャンプーといった手段がありますが、一番手っ取り早いのはヘアサロンで行うヘアマニュキュア。特に黄色の補色関係にある青紫色のカラーが効果的です。

白髪をそのままにする場合、特に重要なのがツヤを出すことです。たとえ、キレイなロマンスグレーでも、髪がパサついていると、老けて見えがち。シャンプー後にはコンディショナーを、スタイリングの時にはヘアクリームやワックスを使って、しっかりツヤを出すことがポイントです。

あと、意外と目立つのが白いヒゲ。人目につきやすい顔の一部ということもあり、気にする芸能人も少なくありません。白いヒゲが目立つ部分を眉毛用のマスカラでケアすれば、黒いヒゲとのコントラストが和らいで、目立ちにくくなります。

ヘムラインは短くすっきり、がミドルエイジの髪型の黄金ルール

具体的に30～50代のミドルエイジが一番カッコよく見えるヘアスタイルが知りたいです。

何をカッコよく感じるかは人によってさまざまですが、ビジネスマンであれば、もっとも大切なのは「清潔感」でしょう。

ポイントは耳の周囲や襟足といったヘムライン（アウトライン）。この部分をすっきり短めにすれば、髪型の全体がキリっとして清潔感を演出できます。

それに日本人の頭は、欧米人と比べて横に広がっているため、平べったく見える傾向があるんです。そんな日本人の頭を立体的な縦長のフォルムに見せるためには、ツーブロックのようにヘムラインをすっきりさせて、トップのボリュームを強調するヘアスタイルが有効です。

清潔感を演出するには額が見えていることもポイントになります。前髪で額が隠れるような髪型は清潔感を損ないますし、幼く見えがち。第一印象を重んじるビジネスマンには、前髪を短くて、額がしっかり見えるようなヘアスタイルが向いていると思います。